この 1200mm の水槽の前に、750mm の水槽があり、これもベルリンシステムでした。ライブサンドや、ライブロックも使用しており、サンゴ等生体も若干残っていました。
生体はもちろんですが、ライブサンドや、ライブロックもできれば新水槽で使いたいと思いました。もったいない、ということもありますが、それ以上に、ライブサンドやライブロックを処分するとしても、この処分の方法に困ってしまいます。ライブサンドは、10kg
以上はありますし、そのような量の砂を捨てるのは、なかなか難しいものがあります。
そこで、旧水槽の中にあるライブサンドを出し、新水槽へ移行することにしました。
旧水槽は、約1年間回していましたし、ライブサンドは、立ち上げの最初から入っています。魚も飼っていましたので、底の方にはかなりのデトリタスが溜まっているはずです。そして、これをまきあげると硫化水素がいっしょにまきあがってしまうでしょう。サンゴを入れた状態でこれを行うことは全滅となる可能性大です。それに、ライブロックが有る状態では、思うように底のライブサンドを取り出すことはできません。
そこで、サンゴは一旦バケツに逃げておき、その下にあるライブロックはサンプに入れました。また、衣装ケース2杯ほど新規に海水を作っておき、これは、サンドを洗うのに使うことにしました。
手順としては、
1)サンゴを海水とともにバケツへ移動。
2)ライブロックをサンプへ移動。
3)残った海水で、ライブサンドをそこからぐりぐりとかきまぜ、デトリタスをできるだけまいあげる。
4)ものすごい濁りの海水を捨てる。
5)作ってあった人工海水を水槽内へ入れる。
6)またまたライブサンドをかき混ぜる。お米をとぐ要領で洗う。
7)汚くなった人工海水を捨てる。
8)残ったサンドを、空いているバケツへ小さいスコップで移動。
9)空になった旧水槽へ、サンプからライブロックを戻します。
10)戻したライブロックの上に、サンゴを並べます。
ということで、旧水槽は、ライブサンドのないベルリンシステムになりました。バケツ(人工海水のケースのやつ)には、7分目まで旧ライブサンドがとれました。ただし、2回しか洗っていないので、まだまだデトリタスは残っていると思います。でも、これ以上人工海水を作るのは疲れました。
旧水槽にサンゴをもどし、バケツに旧ライブサンドを詰めたときは、ヘトヘトになっていました。
しかし、このあともやることはたくさんあります。ぐへ〜、っという感じです。
旧水槽は、ライブロックがあるので、たぶん、大丈夫でしょう。取り出したライブサンドの入ったバケツが重いこと、重いこと。でも、これを新水槽へ持って行かねば成りません。車にのっけて、新水槽へ持ってきました。
これを、底面にアクリル棒をたてている水槽に上からドボドボと入れます。砂なので、とても重く、少しずつ入れました。
750mm 水槽とくらべると、やはり、1200mm 水槽はでかいです。5cmほどあったサンドは、なんと、1cmぐらいの厚さになってしまいました。
砂を敷いたころには、腰にけっこうきてました。でも、まだ、終わらない。人工海水を作らなくっちゃ。もう、限界に来ている体をむち打って?人工海水を作り始めました。
がしかし、サンプも入れると、1200mm 水槽はすごい水量。衣装ケース7杯作って、ようやく一杯になりました。もう、死にそうでした。目はうつろ、体はボロボロ。
その後、ポンプを稼働し、水を回し始めました。最初の海水の稼働です。疲れたのも忘れて見入っていました。しかし、やはりデトリタスはすごかったようで、人工海水は新しいのに、瞬く間に濁ってきました。

ごらんの通り、濁っています。まだ、ライトは点けていません。

デジカメのフラッシュを使って、パワーヘッドを撮ってみました。好気状態を維持する為、パワーヘッドには、エアーを噛ますことにしました。泡がよく見えないほど、濁っています。

アクリルパイプは、ほとんど埋まりません。量が少ないので、シャワーパイプからの流量で砂がまきあがり、底面が見えてきてしまいます。
この状態で、何日か回し、海水が澄んできたころにライブサンドを5cmくらいまで入れる予定です。
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