石垣島つれづれ記(2)

2日目:1999/12/31

いよいよ、石垣島の朝です!それに、1999年大晦日!

まずは、子供たちに海を見せなければ。しかし、海はマリンメイトのすぐ裏。プライベートビーチがあり、あわてなくもすぐ見れる。

ただ、それだけではものたりない。

そこで、「グラスボート」というのに載ることにしました。

レンタカー屋に、「グラスボート」の割引パンフレットが置いてあったので、持ってきていたのですが、早速電話してみました。

「あの、パンフレットを見たのですが、今日やってますか?」
「はい、やってますよ。年末年始は、ずっとやってます。」
「出向時刻はいつですか?車で30分くらいかかると思うのですが、間に合いますか?」
「大丈夫ですよ。お客さんが集まったら随時出発しますから、いつでも来てください。」
「そうですか。では、早速行きます。」

着くと、そこには観光バスや、タクシーも止まっており、観光スポットでした。そう、「川平」です。駐車場の横に、「グラスボート 青いサンゴ礁」の看板。

ところで、「グラスボート」って、ご存じですか?
ガラスでできたボートを想像してはいけません。普通の舟の底に、ガラスの窓をつけて、海底を覗けるようにした舟です。

「青いサンゴ礁」のお店に行き、
「電話したものですが。」
「はい、お待ちしてましたよ。」
「子供はいくらですか?1歳と3歳なのですが。」
「小学生未満は、料金はいりませんよ。」
ということで、大人2枚。割引券を出したので、1割引の900円×2。

さて、お店がいくつかならんでいるところの裏側に、階段をおりるところがあり、そこを降りていくと、浜に出ました。

昨晩ついた日は小雨がぱらついていたのですが、川平の浜に出たときは、快晴で太陽が出ており、雲もほとんどありませんでした。青い空と、それこそ青い海が輝いて、絵に描いたような南国の海!白い砂浜、サンゴ礁!ようやく沖縄に来た!という実感が持てました。子供たちも、大喜び。

さっそく「グラスボート」なるものに乗り込みました。かくいう私も初めて乗ります。底のガラス窓には、白い海底が見えています。


川平です。見えている舟は、私たちの乗ったものではありませんが、
同じようなボードで、船底がガラス張りになっていて、海底が見えるように
なっています。

まもなく、船長さんがエンジンをかけ、出発しました。

底ガラス窓には、徐々に深くなっていく海底が見えています。


グラスボートの底から見える海底。見えているサンゴは、
エダサンゴの仲間。デバスズメの子供が群れていて、
すぐにサンゴのエダの間に隠れてしまいます。

船長さんは、いろいろ説明してくれます。

「まもなく、サンゴ礁につきます。」

舟は、根のうえあたりに停まりました。底ガラス窓には、サンゴが見えています。ハマサンゴ、シコロサンゴ、エダサンゴなどが見えます。


浅場のサンゴ。青や、緑のエダサンゴ、ハマサンゴが見えます。
成長点は光っており、本当にきれいでした。

「サンゴの廻りにいるのは、スズメダイです。水色のは、デバスズメです。」

う〜ん。パパでも説明できそう。。。

グラスボートは、シュノーケリングや、ダイビングをしなくても海の様子を簡単に見ることができます。手軽に海の世界をのぞくには便利で、楽しい施設ですね。子供たちも、大変楽しむことができました。

ただ、根のあたりはそれなりにサンゴがついていますが、ほとんどの海底は死んだサンゴのかけらだらけです。やはり、高水温によるサンゴのダメージは大変だったようです。

サンゴの残骸があるところには、ナマコと、ヒトデぐらいしか目に付きません。

ライブロックと、ライブサンドだらけ、というところでしょうか。

でも、サンゴはちゃんと残っていて、特に先端が青いきれいなサンゴが多く目に付きました。「お店で買ったら、うん万円!」とパパは心の中で計算していました。

できれば、潜って、見たいところですが、川平は水流が強く、泳ぐことはできません。

その日は、観光日で海に潜るのは明日からのお楽しみです。

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